第二新卒とは?既卒との違いを転職エージェントがわかりやすく解説

第二新卒とは、どういう意味か知っていますか?転職市場で年々注目度が高まっている第二新卒。では、どのような人が第二新卒に当てはまるのか。「既卒との違いは?」「普通の中途採用とは違うの?」そんな第二新卒にまつわる疑問を転職エージェントが徹底解説します。

第二新卒とは?

第二新卒とは、一般的に、新卒で入社後1〜3年以内に転職される方のことを指します。年齢で考えると、大体24〜26歳の方々が当てはまります。(四年制大学卒業の場合)しかしながら、実は第二新卒という言葉に明確な定義はありません。法的に定義されている言葉ではないため、辞書、転職サイト、企業によって、解釈が若干バラついているのです。

第二新卒の重要なポイント

第二新卒の定義にバラつきはあるものの、多くの解釈に共通している重要なポイントが1つあります。それは、第二新卒とは、「新卒」と「社会人」の中間的存在として位置付けられているということです。

一から教育が必要な「新卒」でもなく、即戦力としての活躍を期待する「社会人」でもない。この2つの間、つまり、「即戦力とまではいかないものの、ビジネスマナーなどの社会人としての基礎的な力は身に付いている」層として、第二新卒が求められているのです。

既卒との違いは?

第二新卒とよく混同される概念として、「既卒」という言葉があります。「既卒」とは、一般的に、大学卒業後、正規雇用での就労経験が無い方を指します。つまり、第二新卒と「既卒」の明確な違いは、大学卒業後の正規雇用経験(社会人経験)の有無となります。

しかし、最近ではこの「既卒」も第二新卒に含めて定義するケースもあります。例えば、マイナビ転職における第二新卒の定義は、「学校を卒業後1〜3年で、転職または就職を志す若年の方々」としています。そのため、「既卒」の方は、利用する就職・転職サイトやエージェントが使う第二新卒という言葉に、どこまでが含まれているのかを確認することも大事かもしれません。

第二新卒のニーズが高まっている3つの理由

そんな第二新卒ですが、年々、企業からの注目度が高くなってきています。実際に求人サイトを見てみると、エン転職では掲載求人の70.7%、マイナビ転職に至っては掲載求人の84.9%の応募要領に、第二新卒が記載されています。(2019年1月6日時点)

なぜ、今、これだけ第二新卒のニーズが高まっているのか。それには、大きく3つの理由が挙げられます。

①新卒の売り手市場と早期離職

近年、景気回復と共に新卒採用が激化しており、多くの企業で十分な人数の新卒を採用することが難しくなっています。また、2018年に厚生労働省が行った調査では、新規大卒就職者の32.2%が3年以内に離職しているという統計が出ており、第二新卒層は不足しがちな状況なのです。

加えて、少子化の流れもあり、今後ますます若手の採用が難しくなっていくと予想されています。そのため、長期的な人材育成の観点からも、第二新卒層は重宝されているのです。

②育成コストと現場着任の早さ

一度社会人経験を経ている第二新卒は、すでにビジネスマナー等の社会人としての基礎的な力が身に付いています。そのため、企業には、研修や教育などのコストをかける必要がないというメリットがあります。

また、卒業を待たなければならない「新卒」に対し、第二新卒は入社時期が柔軟なことも、企業にとってはメリットです。「新卒」と変わらないポテンシャルを持ちながら、すぐに現場に着任し、低コストで戦力として育てられる存在として、企業は第二新卒の採用に力を入れているのです。

③柔軟性

中途採用の現場でしばしば起こるのが、ミスマッチです。社会人歴を重ねてきた方々は、前職の独特な企業風土や仕事の仕方が身に付いてしまっていることがあります。そうすると、中には転職後に新しい企業に馴染むことができず、早期離職に繋がるケースも…。

一方、第二新卒層は、前職での経験も浅く、何にも染まっていない、柔軟性・適応能力が高い存在のため、中途採用と比べミスマッチが起きにくいとされています。

また、第二新卒は新卒の時に企業選びを失敗してしまった経験を持つ方が多くなります。その反省を踏まえ、自身とマッチした企業を慎重に選ぶ傾向が高く、企業側にとっても歓迎されやすいです。

まとめ

まとめると、本記事でお伝えしたいポイントは大きく2つです。

①第二新卒とは、「明確な定義はないが、新卒と社会人の中間的存在で、一般的には新卒で入社後1〜3年以内に転職する方のこと」です。

②新卒採用の困難化や新卒社員の早期離職、また第二新卒の持つ特性から、現在、企業間で第二新卒採用ニーズが高まっている。

新卒で入社したはいいものの、なんだか社風が合わない…。
働いてみたらやりたいことと違った…。
別の業界に行きたい…。

そんな風に考えている方は、決して少なくないと思います。もちろん、そのまま耐えて、我慢して同じ会社で働くことも否定はできません。しかし、企業間で第二新卒に対するニーズが高まっている今だからこそ、このチャンスを活かして、自分の本当にやりたいことへと挑戦してみてはいかがでしょうか。

一度きりの人生、そして、一度きりの第二新卒というタイミング。
第二新卒の方々のキャリア選択が良いものになることをお祈りしております。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。